それは夢か幻か

わたしのひとりごと

グリーンマイルを観劇してきた。

※この記事はちょうど今から1年前に書いたものが下書きにずっーーーっと寝かされていたので時間感覚がおかしいのですがご了承ください…笑

 

 

 

10月11日昼公演観に行ってきました〜!

まだまだこの先も公演が続くので、アップするのは千秋楽終わってからにするけど、とにかく今の気持ちとか考えとかをポンコツ頭じゃいつまで覚えてられるか分からないから…笑
とりあえず書き留め完全自己満!!!

さあ、まず観に行けた経緯も書いとこう。
グリーンマイルが発表されたときはまだNEWSのFCに入れておらず(親の許可と金)、応募すらできないというなんとも形容しがたい気持ちで
ツイッターを漁っていた。
しかーーし!当日券というものがあるのを知り(観劇経験0)これはやるしかないと闘志を燃やしながらグリーンマイル初日を迎えた。

第1の関門である授業は1度くらいサボっても問題ないだろうというクズ極まりない考えでいたのでノープロブレムだったのだが、次の関門が強敵だった。
そう、バイトだ。バイトという3文字がこんなに嫌に見えたのは初めてだ。なにせオープンしたての店だったので忙しくてシフトも多めに入れられていたのだ!!さあ困った!
そんな私に救世主が!あなただけの救世主!レンタル救世主です☆(殴)11日の水曜日はバイトがなかった!そしてなんと!授業は1限だけ!あとは完全に自由な時間だったのであーる。
これは完全に神様からのお告げだと思い、前日の2限終了後、12:40に電話をかけた。

まぁ、想像はしていたがそう簡単には繋がらなかった。しかしここで折れてはもったいなすぎる精神で合計263回目のコールで…ついに…綺麗な声のお姉さんが出たではありませんか!
電話の内容は興奮と緊張でさっぱり覚えていないが、隣にいた友達にすごく暖かい目で見られていたのだけは覚えている。

席は二階席上手のはじの真ん中より。目の前に柵があったから若干上手側は見切れたけど、声だけで表情まで伝わってきたから加藤さんの演技すごい。あと、途中でセットの位置を左右逆にしてくれたのは嬉しかった。

そんなこんなで前置きが長くなってしまった。本題に入ろう。



私は原作未視聴でなんの前知識ももたずに行った。少々不安ではあったが、加藤シゲアキ演じる主人公での物語をその作品のファーストイメージにしたかったのである。

結論から言えば、全く問題はなかった。
むしろイメージと違う…などの不満がでることもない状況で良かったと思う。
ただ、グリーンマイルという作品の中の時代背景だったりは知っていた方がより楽しめる内容だったと感じた。パンフレットをパラパラしてたらたまたま目に入ってきた時代背景に目を通しといて良かった…!


作品全体の話からすると、思っていたよりも重くなく、笑える要素も盛り込まれていたのがすごく観やすくて良かった!!自分自身が重たい話は嫌いではないむしろ好きだけど、ずーーーーーっと重いだけだとしんどくなって感情移入できなくなるタイプの人間なので、ところどころクスッとできる系シリアスで良きだった。

コーフィ役の把瑠都さん、実はグリーンマイル舞台化まで知らなかったんです…ごめんね…
しっかしハマリ役だった!!!!!心優しい大男ってありがちな設定にもかかわらず、本当にハマる人ってあんまりいないと思うんだけど、彼はドンピシャだった。もう他のところで把瑠都さんみてもコーフィ!ってなる、ぜったい。
コーフィは天国に行けたのかな…双子ちゃんとジングルズと仲良くやってるのかな…って考えるとコーフィ!!!!!お前!!なんて奴なんだ!いい奴にもほどがあるぞ!ってつい大声になる…失礼いたしました。
でも現実の世界でも、コーフィのように無罪なのに死刑に処せられる人がいないなんて断定できないし、哀しきかな、一定数いると思ってて。でも日常的に死刑のこととか考えないじゃないですか。ハッと改めて気づかされました。
ただひとつ、コーフィが悪の力?を使ってパーシーにウォートンを殺させたのはなんで???理解力足りなすぎてちゃんとした理由が分からないのだが…
コーフィはウォートンのことを潜在的に覚えてた??双子殺しの犯人だって知っていた???
どちらにせよ自分で自分の首をしめる結果になっていたのは、意図的にそうしたのか結果論なのか…。


他の役者さんたちも本当にいい味出してて、特にパーシーは観ててムカついた笑笑すごい嫌な奴臭ぷんぷんで、伊藤さんの思うツボだなと観ながら少し面白かった笑
だって典型的なやな奴で、あんなに不快感と嫌悪感抱かされたの久しぶり笑笑
さすが役者さんは凄いなと改めて思った。



さあ、残るはポールですね。
作品を通じて、ポールってすごくいい人だったのは否定しないしそうだと思うけども。
ただのいい人って訳じゃないんだなと観終わって少し頭を整理したら思いまして。
看守の主任として誠実に働いて、看守の仕事は死刑囚を守ることだ。って。凄く重く響いた。
でもそれは、もちろん本音なんだろうけど、自己保身っていう意味も込められてて、自分を自分で守っていかないと簡単に崩れてしまうような儚さ脆さをもった人物なんだと思う。
パンフのインタビューと合わせて考えても、加藤シゲアキ演じるポールは死刑囚のことを考え、死刑囚のために働いているけど、同時に自分を死刑執行という重責から守っている。看守3人が死刑制度について議論してるシーンは、ポールの光と影でいう影の部分が映し出されていたように思う。

今回のグリーンマイルの主演は加藤シゲアキだし、実際に私は加藤シゲアキと同じ空間で同じ時間を共有していたのだけれど、舞台上にいたのは間違いなく加藤シゲアキではなく、ポールだった。
3度目のカーテンコールで、1人で加藤さんが出てきたときは、そこにいたのは加藤シゲアキだったのかな。境界線が分からなかった。それがいいことなのかよくないことなのかは素人には分からないけど。それでも、劇中のポールではなかった。

そして終わった後の自分の中の空っぽ感。
虚無感。
驚くほど放心状態だった。
命というテーマでなにか自分の中で感じたことがあったはずなのに、今はまだ言葉にできない。悔しいけど、感覚で生きてるんだなぁと実感。

でも何かを感じたのは確かだし、この舞台が私の今後の人生の中での考え方や感じ方に少しでも影響があれば、観に行った価値がさらにぐんと上がるのかなと思っている。

簡単なレポート並みに書いてしまった笑笑
ほんとに完全に自己満足!!
ジャニオタ的感想を言えば、とにかく近い!!美しい!!むり!!しんどい!!!!!!!!
加藤さんを生でお目見えできるのは初めてだったので…しかもあんなに近くで…!!
神様ありがとうこれからはもっと徳積んで生きてく…

とにかく主演加藤シゲアキが素晴らしかった。
これでまたしばらく沼から抜け出せないから社畜と化して稼ぐね。

※アップするのすっかり忘れてたらこんなに日が経っていたとは…!
まあ消すのももったいないので今更ながらあげます笑

 

追伸 2018.10.15
これ書いて一年ほどほったらかしてたの本当に謎なんですけど、このまま下書きを捨ててしまうのももったいないので供養します〜…!!